「11月からLINEが使えなくなる」というニュースを見て、不安になったiPhoneユーザーも多いのではないでしょうか。
結論から言うと、心配する必要があるのは「古いLINEアプリ(13.20.0以下)」または「古いiOS(14.8.1以下)」のまま使っている人だけです。
この記事では、11月以降もLINEを安全に使い続けるために必要なチェック項目と、アップデートの手順をわかりやすく解説します。
さらに、よく話題になる「account center(アカウントセンター)」の画面の意味も紹介し、更新済みかどうかを見分けるコツも解説。
この記事を読めば、たった3分で「自分のiPhoneは大丈夫か」がわかり、11月以降も安心してLINEを使い続けられます。
11月からLINEが使えなくなるって本当?まずは結論から
「11月からLINEが使えなくなる」という話題がSNSで広がっていますが、実際はすべての人が使えなくなるわけではありません。
ここではまず、何が本当で、どんな人に影響があるのかを整理します。
実際に使えなくなるのは「古いLINE」と「古いiOS」
11月4日以降に使えなくなるのは、LINEアプリが「13.20.0以下」のまま、またはiPhoneのiOSが「14.8.1以下」の端末です。
つまり、アプリもOSも古いままの状態が対象であり、最新版を使っているユーザーには影響がありません。
iOSが15.0以上で、LINEアプリが13.21.0以降であれば問題なく利用を続けられます。
状態 | 利用可否 |
---|---|
LINE 13.21.0以上 + iOS 15以上 | 利用可能 |
LINE 13.20.0以下 + iOS 14.8.1以下 | 11月以降利用不可 |
LINE最新版でもiOSが古い | OS更新が必要 |
このように、バージョンの組み合わせで結果が変わるため、まずは自分の端末の状態を確認しましょう。
対象外のiPhoneはこれまで通り利用できる
iPhone 8やiPhone Xなど、iOS 15以上に対応している機種はLINEの最新版を入れれば引き続き使えます。
「古い機種=使えない」ではなく、「古いままの環境が対象」という点を押さえておくと安心です。
あなたのiPhoneは大丈夫?3分でできる安全チェック
では実際に、自分のiPhoneが対象外かどうかをチェックしてみましょう。
次の3つを確認すれば、11月以降も安心してLINEを使い続けられます。
① LINEアプリのバージョンを確認する方法
まずはLINEアプリのバージョンを確認します。
LINEを開いたら〔ホーム〕→右上の歯車アイコン→〔LINEについて〕を選びましょう。
「13.21.0以上」と表示されていればOKです。
13.20.0以下の場合は、必ずアップデートが必要です。
LINEバージョン | 対応状況 |
---|---|
13.21.0以上 | そのまま利用可能 |
13.20.0以下 | App Storeで更新必須 |
② iOS(ソフトウェア)のバージョンを確認する方法
つづいて、iPhone本体のiOSバージョンをチェックします。
〔設定〕→〔一般〕→〔情報〕→「iOSバージョン」を見ると確認できます。
「15.0以上」であれば問題ありませんが、14.8.1以下なら対象外です。
iOSバージョン | 利用状況 |
---|---|
15.0以上 | LINE最新版で継続利用可 |
14.8.1以下 | OSアップデートが必要 |
③ 念のためトーク履歴をバックアップする手順
アップデートの前には、トーク履歴のバックアップも忘れずに行いましょう。
LINEの〔設定〕→〔トーク〕→〔トークのバックアップ〕→〔今すぐバックアップ〕を選択します。
iCloud Driveがオンになっていることも確認してください。
手順 | ポイント |
---|---|
LINE → 設定 → トーク → トークのバックアップ | 「今すぐバックアップ」をタップ |
iCloud Driveの確認 | オンになっていないと保存されません |
この3点をチェックしておけば、11月以降も安心してLINEを使い続けられます。
「account center」の画面は何?更新済みかの判断とは別物
LINEを開いたときに表示される「account center(アカウントセンター)」の画面を見て、「この表示が出たからLINEが古いの?」と不安になった人も多いかもしれません。
しかし、この画面は“バージョン確認”とはまったく関係がありません。
「アカウント未連携」とはどういう意味?
「アカウント未連携です」という表示は、LINEとYahoo! JAPAN、PayPayなどのアカウントを連携することで利便性を高める案内です。
つまり、「連携していない」という状態を示しているだけであり、アプリの更新状況を表すものではありません。
この画面が出ても、LINEが最新バージョンであれば問題ありません。
表示 | 意味 | 対処 |
---|---|---|
アカウント未連携 | 他サービスと連携していない状態 | 連携は任意、更新とは無関係 |
アカウント連携済み | Yahoo! JAPAN/PayPayなどと連携済み | 特に操作不要 |
LINEとYahoo! JAPAN/PayPayの連携との関係
LINEは2023年の経営統合により、Yahoo! JAPANやPayPayなどと「LYC共通アカウント」という仕組みでつながっています。
この連携を行うと、複数サービス間でのポイント共有やログインがスムーズになります。
ただし、連携は任意であり、しなくてもLINEの利用停止にはなりません。
あくまで利便性を高める案内と考えて問題ありません。
iPhoneでのLINEアップデート手順をわかりやすく解説
次に、実際にLINEアプリを最新版にアップデートする方法を見ていきましょう。
App Storeの操作に慣れていなくても、手順をそのまま進めれば簡単に更新できます。
App Storeからアップデートする方法
1. App Storeを開く。
2. 右上の人型アイコンをタップ。
3. 画面を下にスワイプして更新情報を読み込みます。
4. 一覧に「LINE」が表示されたら〔アップデート〕をタップします。
検索タブで「LINE」と入力してアプリページを開き、そこからアップデートする方法でもOKです。
状況 | 操作 |
---|---|
アップデートボタンがある | 〔アップデート〕をタップ |
「開く」と表示される | すでに最新版 |
LINEが表示されない | 手動で検索して確認 |
アップデートできないときの対処法
もしアップデートボタンが出ない、またはエラーになる場合は、次の方法を順に試してみてください。
- iPhoneの空き容量を確保:〔設定〕→〔一般〕→〔iPhoneストレージ〕で不要データを削除。
- App Storeの再読み込み:アカウント画面を下に引っ張って更新。
- Apple IDをサインアウト→再サインイン。
- iPhoneの再起動。
- それでも改善しない場合:バックアップ後にLINEを削除→再インストール。
原因 | 解決策 |
---|---|
容量不足 | 不要なアプリや写真を削除 |
App Storeの不具合 | 再読み込みまたは再サインイン |
アップデート対象外 | OSを最新に更新、または機種変更を検討 |
アップデートが完了し、LINEのバージョンが13.21.0以上になっていれば、11月以降も安心して利用を続けられます。
iPhoneのiOSを最新にアップデートする方法
LINEを最新版にしてもアップデートできない場合、iOS(iPhone本体のソフトウェア)が古い可能性があります。
ここでは、iPhoneのOSを最新にする具体的な手順と、そのメリットを紹介します。
iOSの更新手順
iOSのアップデートは設定アプリから簡単に行えます。
以下の手順に従って、最新の状態にしておきましょう。
- 〔設定〕を開く
- 〔一般〕をタップ
- 〔ソフトウェア・アップデート〕を選択
- 表示される案内に従ってアップデートを実行
アップデートには時間がかかる場合があるため、Wi-Fi接続と充電を確保しておくと安心です。
項目 | ポイント |
---|---|
所要時間 | 約15〜30分(端末によって異なる) |
必要環境 | Wi-Fi接続と50%以上のバッテリー |
確認方法 | 〔設定〕→〔一般〕→〔情報〕→「iOSバージョン」 |
iOS 15.0以上であれば、11月以降もLINEを継続利用できます。
OSアップデートで得られる安全性とメリット
OSのアップデートはLINEを使うためだけでなく、セキュリティ面や操作性の向上にも役立ちます。
特に古いOSを使い続けていると、アプリの更新が制限されたり、脆弱性を突かれるリスクが高まります。
メリット | 内容 |
---|---|
セキュリティ強化 | 最新の脅威に対応する安全パッチが適用 |
アプリ互換性の向上 | 新しいLINEや他アプリが安定動作 |
機能面の改善 | バッテリー効率や操作性の最適化 |
端末が対応している場合は、できるだけ最新のiOSへ更新しておくのがベストです。
代表機種別・対応状況の目安
自分のiPhoneがLINEを継続して使えるかどうか、代表的な機種別に見てみましょう。
下の表は、よく使われているモデルの対応状況をまとめたものです。
iPhone 8〜Xシリーズの場合
これらのモデルは、iOS 16までアップデート可能です。
つまり、iOS 15以上という要件を満たしているため、LINEの最新版を入れておけば問題なく利用を続けられます。
機種 | 最終対応iOS | LINE利用可否 |
---|---|---|
iPhone 8 / 8 Plus | iOS 16 | 利用可能(13.21.0以上必須) |
iPhone X | iOS 16 | 利用可能(13.21.0以上必須) |
App Storeで「このデバイスではアップデートできません」と表示されても、互換版が自動で配信されることがあります。
アプリ内の「LINEについて」で13.21.0以上になっているかを確認するのが確実です。
iPhone 11以降の機種の場合
iPhone 11シリーズ以降は、iOS 17以降にも対応しており、ほぼすべての最新機能を利用できます。
この場合、LINEのアップデートも問題なく行えるため、特別な対処は不要です。
機種 | 対応OS | 利用状況 |
---|---|---|
iPhone 11 / 11 Pro | iOS 17 | 最新版LINEで利用可 |
iPhone 12 / 13 / 14 / 15シリーズ | iOS 18〜19(想定) | 問題なし |
要件を満たすiPhoneなら、11月以降もLINEはそのまま使えます。
よくある質問(Q&A)
ここでは、「11月からLINEが使えなくなる」という話題について、よくある質問を整理して答えます。
誤解しやすいポイントを明確にしておきましょう。
「11月から使えない」はデマ?
一部のSNS投稿では「LINEが全員使えなくなる」と誤解されていますが、それは事実ではありません。
対象になるのは、古いLINEアプリ(13.20.0以下)や古いiOS(14.8.1以下)を使っている端末のみです。
iOS 15.0以上のiPhoneで、LINEが13.21.0以降なら問題なく使えます。
状態 | 利用可否 |
---|---|
最新LINE + iOS 15以上 | 引き続き利用可能 |
古いLINEまたは古いOS | アップデートが必要 |
どちらも古い | 11月以降利用不可 |
つまり、「すべてのiPhoneで使えなくなる」という情報は誤りです。
「account center」画面だけで判断できる?
できません。
「account center」は、LINEとYahoo! JAPAN/PayPayなどのアカウント連携を案内する画面で、バージョン状況とは無関係です。
更新済みかどうかを確認するには、必ずLINEアプリ内で「LINEについて」を開き、バージョン番号(13.21.0以上)をチェックしましょう。
確認方法 | 内容 |
---|---|
LINE → ホーム → 設定 → LINEについて | アプリバージョンの確認 |
「account center」画面 | 連携案内のみ、更新情報とは無関係 |
混同しやすい部分なので注意してください。
まとめ:11月以降もLINEを安心して使うために
ここまでの内容を踏まえて、11月以降もLINEを安全に使うために確認すべきポイントをまとめます。
次のチェックリストを順に進めれば、誰でも簡単に対応できます。
最短チェックリストで迷わず対処
- LINEアプリのバージョンを確認(13.21.0以上ならOK)
- iOSのバージョンを確認(15.0以上でOK)
- 必要に応じてApp Store/設定アプリで更新
- トーク履歴のバックアップを実行
チェック項目 | 確認方法 |
---|---|
LINEのバージョン | ホーム → 設定 → LINEについて |
iOSのバージョン | 設定 → 一般 → 情報 |
トーク履歴 | 設定 → トーク → トークのバックアップ |
この4ステップを済ませておけば、11月以降もLINEは安心して使えます。
困ったときはバージョン情報を確認して相談
もしアップデートできない、ボタンが出ない、表示が違うなどのトラブルがあった場合は、まず現在の「LINEバージョン」と「iOSバージョン」を確認しましょう。
この2つの情報をもとにすれば、サポートや知人に相談する際もスムーズです。
ポイントは、「焦らず・順に確認」すること。
バージョンを整えておけば、これまで通りLINEを安全に使い続けることができます。