エアコンを新しく取り付ける際、実は多くのトラブルが「真空引き」をしない業者によって引き起こされています。
真空引きとは、エアコン内部の空気や水分を取り除く大切な工程で、これを怠ると冷暖房効率が落ちたり、数年で故障してしまうこともあります。
しかし一部の業者は、時間短縮やコスト削減のためにこの作業を省略しているのが現実です。
本記事では、真空引きをしない業者の実態や、そして工事中に手抜きを見抜く具体的な方法をわかりやすく解説します。
また、信頼できる業者を見分けるためのチェックポイントも紹介。
この記事を読めば、エアコン工事で後悔しないための「見る目」が身につきます。
エアコンの真空引きをしない業者とは?その実態と注意点

エアコン取り付けの現場では、見えない部分で「真空引き」を省略する手抜き工事が行われるケースがあります。
この章では、真空引きを行わない業者の実態と、それによって起こる深刻なトラブルについて解説します。
なぜそんな手抜きが起きるのか、背景も含めて見ていきましょう。
真空引きを省略する業者が存在する理由
真空引きとは、エアコンの配管内から空気や水分を完全に抜き取る重要な工程です。
それにもかかわらず、一部の業者がこの作業を省略してしまうのは「時間短縮」と「コスト削減」が主な理由です。
真空引きには通常15〜20分ほどの時間がかかります。
1日で複数件の工事を回る業者にとって、その時間は「非効率」と見なされがちです。
また、電動真空ポンプを使うには設備投資が必要で、手動ポンプやエアパージで済ませる業者も少なくありません。
つまり利益優先の姿勢が真空引き省略の最大の原因なのです。
| 省略理由 | 具体的な内容 | リスク |
|---|---|---|
| 時間短縮 | 1件あたり15分短縮で1日2件多く回れる | 冷暖房効率低下 |
| コスト削減 | 電動ポンプ購入費を節約 | 配管内の水分残留 |
| 知識不足 | 下請けや新人作業員が工程を理解していない | 施工ミスの温床 |
真空引きをしないとどんな被害が起こるのか
真空引きを省略すると、配管内に空気や水分が残ります。
この不純物が冷媒ガスの循環を妨げ、冷暖房効率を著しく低下させるのです。
さらに、残留した水分が凍結して配管の氷詰まりを引き起こしたり、コンプレッサー(エアコンの心臓部)を損傷させる可能性もあります。
特に新冷媒R32を使用した最新機種では、水分の影響がより深刻になっています。
| トラブル | 発生時期 | 修理費用の目安 |
|---|---|---|
| 冷暖房効率の低下 | 1年以内 | 15,000〜30,000円 |
| 配管内の氷詰まり | 夏季冷房使用時 | 20,000〜50,000円 |
| コンプレッサー故障 | 3〜6年後 | 100,000〜300,000円 |
特にコンプレッサーの故障は修理よりも本体交換になるケースが多く、最悪の場合は買い替えが必要です。
つまり、たった数分の手抜きが数十万円のマイナスにつながるということです。
メーカーが真空引きを義務づけている理由
エアコンメーカー各社(パナソニック、ダイキン、日立など)は、据付説明書で「必ず真空引きを行うこと」と明記しています。
理由は単純で、真空引きをしないと製品の性能を正しく発揮できないからです。
また、真空引きを省略して設置された場合、メーカー保証の対象外になることもあります。
このため、メーカー基準を守らない施工業者を選んでしまうと、保証を受けられないリスクがあるのです。
工事前に「真空引きを行いますか?」と確認し、曖昧な返答をする業者は避けましょう。
信頼できる業者ほど、真空引きの重要性を自ら説明してくれます。
真空引きの正しい知識と必要性を理解しよう

ここでは、真空引きの基本的な仕組みや作業手順をわかりやすく解説します。
なぜこの工程が必要なのかを理解しておくと、業者の説明に対して正しい判断ができるようになります。
また、真空引きと混同されがちな「エアパージ」との違いも確認しましょう。
真空引きとは何をする作業なのか
真空引きとは、エアコン取り付け時に配管内を真空状態にする作業のことです。
エアコンの配管は室内機と室外機をつなぐ冷媒の通り道であり、この中に空気や水分が残っていると、冷媒ガスの流れを妨げてしまいます。
そこで真空ポンプという機械を使って、配管内部の空気や湿気をすべて吸い出すのです。
これにより、冷媒ガスが効率よく循環し、冷暖房性能を最大限に発揮できる環境が整います。
真空引きは、エアコンの寿命と性能を左右する最も重要な工程といっても過言ではありません。
| 項目 | 真空引きの目的 |
|---|---|
| 空気除去 | 配管内の空気を完全に抜く |
| 水分除去 | 冷媒ガスに悪影響を与える湿気を取り除く |
| 気密確認 | 配管の接続部に漏れがないかを検査する |
真空引きを行う正しい手順と時間の目安
真空引きの手順は非常にシンプルですが、正確な時間と確認作業が求められます。
まず、室外機のサービスポートに真空ポンプとゲージマニホールドを接続します。
その後、真空ポンプを稼働させて配管内の圧力を-0.1MPa(約-750mmHg)まで下げます。
この状態を10〜15分間保ち、圧力計の針が動かないことを確認すれば、真空引きが完了です。
さらに信頼できる業者は、5〜10分ほど「保持時間」を設けて圧力の変化をチェックします。
| 工程 | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 接続準備 | ポンプとゲージを接続し漏れを確認 | 約5分 |
| 真空引き | 配管内を-0.1MPaまで吸引 | 約10〜15分 |
| 保持テスト | 圧力変化を確認して気密性を確認 | 約5〜10分 |
この一連の工程には合計20〜30分程度かかるのが一般的です。
3分以内で終了するような真空引きは、確実に手抜き工事といえるでしょう。
特に雨の日や湿度の高い日は、配管内部の水分が多く残るため、通常より長めの真空引きが必要です。
真空引きとエアパージの違いを比較
真空引きとエアパージは似ているように見えて、実際はまったく別の作業です。
エアパージとは、室外機にあらかじめ封入された冷媒ガスを少量放出し、その圧力で配管内の空気を押し出す方法です。
この手法は昔の機種でよく行われていましたが、現在ではメーカーが禁止しています。
なぜなら、エアパージでは水分が除去できず、冷媒ガスが減ってしまうからです。
一方で真空引きは、真空ポンプによって空気と水分を同時に完全除去できるため、冷媒回路の性能を長期的に維持できます。
| 項目 | 真空引き | エアパージ |
|---|---|---|
| 作業方法 | 真空ポンプで吸引 | 冷媒ガスで空気を押し出す |
| 作業時間 | 約15分 | 数十秒〜1分 |
| 除去できるもの | 空気+水分 | 空気のみ |
| 冷媒ガスの消費 | なし | あり(ガス量が減る) |
| メーカーの推奨 | ◎ | ×(非推奨) |
「エアパージで十分」と説明する業者は、最新技術やメーカー基準を理解していない可能性があります。
信頼できる業者は、必ず電動ポンプで真空引きを行い、圧力計を見せながら説明してくれるのが特徴です。
手抜き工事の典型例と実際にあった被害事例
この章では、真空引きを省略した業者によって実際に起きた被害事例や、よくある手抜きパターンを紹介します。
どのような行動が信号なのかを知っておくことで、工事当日に「これは怪しい」と気づけるようになります。
業者選びの前に、ぜひチェックしておきましょう。
20秒で終了?写真だけ撮る「アリバイ工事」の実態
最も悪質なケースとして報告されているのが「アリバイ工事」です。
これは、真空ポンプを接続したふりをしてわずか20秒程度で作業を終え、証拠写真だけ撮影するというものです。
表面上は真空引きをしているように見えるため、写真だけでは手抜きを見抜くことができません。
実際、後日エアコンの冷えが悪くなって調べてみたところ、真空引きが行われていなかったという被害報告が多数あります。
| 手抜き方法 | 表向きの説明 | 実際の結果 |
|---|---|---|
| アリバイ工事 | 真空引き実施と報告 | 配管内の空気が残存 |
| 短時間作業 | 「3分で完了します」と説明 | 真空度が不十分 |
| 写真撮影のみ | 「記録用」と言って撮影 | 証拠だけ残し作業省略 |
このような手抜きは、特に下請けや孫請け構造の中で起きやすいと言われています。
作業時間があまりにも短い場合は、その場で「もう少し時間をかけてください」と伝える勇気が大切です。
「配管が短いから不要」と言う業者の注意点
もうひとつ多いのが、「配管が短いから真空引きは不要」という説明です。
これは完全な誤情報であり、配管の長さに関係なく必ず真空引きは必要です。
短い配管でも、接続時に外気や湿気が入り込みます。
その水分が配管内部で凍結すると、冷媒の流れが詰まり、結果的に冷えが悪くなります。
| 業者の言い訳 | 実際のリスク |
|---|---|
| 「配管が短いから不要」 | 水分が残り、冷媒が正常に循環しない |
| 「新品だから大丈夫」 | 湿気が侵入し、冷凍機油が劣化 |
| 「エアパージで十分」 | メーカー保証が無効になる可能性 |
メーカー各社は説明書で「新品・短配管を問わず真空引きを行うこと」と明記しています。
この言い訳を使う業者は、施工知識が不足しているか、意図的に手抜きをしている可能性が高いと言えるでしょう。
被害報告に見る、冷えない・壊れるエアコンの共通点
実際の被害事例を分析すると、手抜き工事によるエアコンの不調には共通点があります。
最も多いのが冷暖房の効きが悪いという症状です。
設定温度に達しない、運転音が大きい、電気代が上がったといったトラブルが数ヶ月以内に発生しています。
| 主な症状 | 発生までの期間 | 原因 |
|---|---|---|
| 冷えが悪い・暖まらない | 設置直後〜1年以内 | 真空度不足による冷媒循環不良 |
| 異音・振動が発生 | 1〜2年後 | コンプレッサー内の水分が固着 |
| 突然停止・エラー表示 | 3〜5年後 | 内部部品の劣化・圧力異常 |
特に深刻なのは、真空引き不良によるコンプレッサー故障です。
修理には10万円以上かかるケースもあり、場合によっては本体交換が必要になります。
大手メーカーの上位機種でも、真空引きを怠った結果、わずか数年で故障した事例が確認されています。
エアコンの寿命を縮める最大の原因は「施工不良」であることを忘れてはいけません。
悪質業者の特徴と見抜き方チェックリスト
この章では、真空引きを省略するような悪質業者を見抜くためのポイントを紹介します。
見積もり段階や工事当日の対応からでも、手抜き工事を行う業者かどうかを見分けるヒントがあります。
事前にチェックするだけで、トラブルの多くを未然に防ぐことができます。
見積もりが極端に安い業者に潜むリスク
悪質業者の特徴としてまず挙げられるのが異常に安い見積もりです。
「他社より5,000円安くします」「最短1時間で工事完了」といった甘い言葉には注意が必要です。
適切なエアコン工事には、工具・時間・人件費がかかるため、相場より極端に安い価格での施工は必ずどこかを省略しています。
特に真空引きは、最初にカットされやすい工程です。
| 見積もりタイプ | 特徴 | リスク |
|---|---|---|
| 相場より極端に安い | 「標準工事一式」で内容が曖昧 | 真空引き省略の可能性 |
| 追加料金が不明瞭 | 「真空引きは別料金」と後から請求 | トラブル発生リスク |
| 工事保証なし | 保証期間6ヶ月未満またはなし | 施工後の責任回避 |
見積もりの段階で「真空引きを標準工事に含みますか?」と確認するのが有効です。
信頼できる業者は、見積書に「真空引き込み」と明記します。
「エアパージで十分」と説明する業者に注意
もうひとつの典型的なサインが、「真空引きではなくエアパージで十分」という説明です。
エアパージは古い施工方法で、冷媒ガスを一部放出して空気を押し出す手法ですが、水分は除去できません。
この方法は現在メーカーが完全に非推奨としており、真空引きを行わないと保証が受けられなくなる可能性があります。
| 業者の発言 | 正しい対応 |
|---|---|
| 「短い配管なら不要」 | 配管長に関係なく真空引きは必須 |
| 「新品だから大丈夫」 | 新品でも施工時に湿気が入るため必要 |
| 「エアパージで十分」 | 水分除去ができず、メーカー非推奨 |
特に「時間がかかるのでエアパージでやりますね」という説明を受けたら、即座に断るべきです。
誠実な業者ほど、時間を惜しまず正しい手順を守ります。
真空ポンプを持っていない業者の見分け方
工事当日に最も簡単に確認できるのが、業者が電動真空ポンプを持参しているかです。
この機材がなければ、真空引きを行うことは不可能です。
もし現場に手動ポンプや何も持ってきていない場合は、その時点で作業を止めて確認しましょう。
| チェック項目 | 信頼できる状態 | 注意が必要な状態 |
|---|---|---|
| 真空ポンプ | 電動式を使用(メーカー推奨) | 手動ポンプ・機材なし |
| 圧力計 | -0.1MPaまで到達を確認 | 圧力計を持っていない |
| 作業時間 | 10〜15分以上の真空引き | 3分以下で終了 |
悪質業者は、「今日は機材を忘れたので簡易的にやります」といった言い訳をすることもあります。
その場合は、必ず正式な機材での再施工を依頼しましょう。
真空ポンプの有無を確認するだけで、8割の手抜き工事を防げます。
信頼できる業者を選ぶための基準と確認ポイント
ここからは、手抜き工事を避けて安心して依頼できる業者を選ぶための判断基準を紹介します。
真空引きを正しく行うかどうかは、業者の「技術力」と「誠実さ」に直結します。
見積もりの段階で確認すべき項目を押さえておきましょう。
見積もりに「真空引き込み」と明記されているか
まず最初に確認すべきなのは、見積書に「真空引き込み」という文言があるかどうかです。
この記載がない場合、後から「真空引きは別料金」と請求されるトラブルが発生しやすくなります。
また、標準工事一式とだけ書かれている見積もりも要注意です。
信頼できる業者は、必ず作業項目を明確に分けて提示します。
| 見積もり記載 | 業者の信頼度 |
|---|---|
| 「真空引き込み」明記あり | ◎ 非常に信頼できる |
| 「標準工事一式」のみ | △ 内容を確認する必要あり |
| 真空引き別料金 | × 手抜きの可能性が高い |
明確な見積もりを出す業者=施工に自信がある業者と考えて問題ありません。
電動真空ポンプを使用しているかを確認する
真空引きを正しく行うためには、電動式の真空ポンプが必須です。
手動ポンプや簡易ポンプでは十分な真空度を維持できず、作業を短縮するだけの「形だけ施工」になることがあります。
見積もりや事前の打ち合わせの段階で、使用機材を確認しておくと安心です。
| ポンプの種類 | 特徴 | 真空度 |
|---|---|---|
| 電動真空ポンプ | 安定した吸引力で確実な施工 | ◎ -0.1MPa(完全真空) |
| 手動ポンプ | 作業者の力に依存し不安定 | △ -0.05MPa前後 |
| 簡易ポンプ・なし | 真空引き不能、手抜き確定 | × 実施不可 |
また、真空引き後に5〜10分間の「保持テスト」を行うかどうかも確認しておきましょう。
保持テストとは、真空状態を維持して圧力計の針が動かないかを確認する工程です。
この確認を省略しない業者ほど、技術と誠実さを兼ね備えています。
口コミ・保証内容・地域実績をチェックしよう
最後に重要なのが、業者の評判と保証制度の確認です。
ネット上の口コミや地域の評判を調べることで、その業者が信頼できるかを判断できます。
特に、施工後1年以上の保証を提供しているかどうかは重要な指標です。
| 確認項目 | 理想的な状態 | 要注意な状態 |
|---|---|---|
| 保証期間 | 1年以上(可能なら3年) | 6ヶ月未満またはなし |
| 口コミ | 地域で評価が高く実績多数 | 悪評が多い・情報が少ない |
| 施工実績 | 10年以上の営業・リピーターあり | 短期間で業者名を頻繁に変更 |
また、地域密着型の業者はアフターフォローが手厚く、トラブル時にも迅速に対応してくれる傾向があります。
「長く地域で営業している」=「誠実な施工を続けている証拠」とも言えます。
見積もりの透明性・機材の質・保証の有無、この3点を軸に業者を選べば、手抜き工事を避けられるでしょう。
工事当日にできる真空引き確認方法と立ち会いのコツ
どんなに評判の良い業者でも、実際の工事中に何が行われているかを確認しなければ安心できません。
この章では、エアコン工事の立ち会い時にチェックすべきポイントを具体的に紹介します。
専門知識がなくても、数点を確認するだけで手抜きを防げます。
ゲージマニホールドで真空度を確認する方法
真空引き作業中に最も重要なのがゲージマニホールドの確認です。
これは配管内の圧力を測定する器具で、適切な真空引きが行われていれば針が-0.1MPa(-750mmHg)付近を示します。
工事中に「今どのくらい真空になっていますか?」と質問するだけで、業者の対応から技術レベルを推測できます。
| 針の位置 | 状態 | 判断 |
|---|---|---|
| -0.1MPa付近 | 完全な真空状態 | ◎ 適正施工 |
| -0.05MPa程度 | 中途半端な真空 | △ 不十分 |
| 0MPa付近 | 真空引き未実施 | × 手抜き |
ゲージマニホールドを使用していない業者は、そもそも真空引きを行っていない可能性があります。
針の位置を見るだけで、真空引きの有無を簡単に判断できることを覚えておきましょう。
作業時間を測って手抜きを防ぐ
次に確認すべきなのが作業時間です。
真空引きには通常10〜15分ほどかかるため、3分以内で終了するようなら明らかに不十分です。
作業が始まったタイミングをスマートフォンで記録しておくだけでも、手抜きを防ぐ効果があります。
| 作業時間 | 真空引きの状態 |
|---|---|
| 10〜15分 | ◎ 適正 |
| 5〜9分 | △ やや不十分 |
| 3分以下 | × 手抜き工事の可能性大 |
また、真空引き後に5〜10分の保持テストを行っているかも確認しましょう。
圧力計の針が動かないことを確認するこの工程を省く業者は、気密性チェックを怠っている証拠です。
作業時間の短さとテスト省略、この2つが手抜きのサインです。
気密テストの実施を見逃さない
真空引きが完了したあとに行うのが気密テストです。
これは、真空状態で一定時間圧力を保持し、配管からのガス漏れがないかを確認する工程です。
このテストを行わないと、わずかな漏れがそのまま放置され、後々のトラブルにつながります。
| 確認項目 | 正しい状態 | 注意すべき状態 |
|---|---|---|
| テスト実施 | 5〜10分保持して針が動かない | すぐにバルブを開ける |
| ゲージ表示 | -0.1MPaを維持 | 徐々に戻る |
| 作業説明 | 「気密テストします」と説明あり | 説明なしで終了 |
気密テストを行っている業者は、真空引きだけでなく全体の品質にもこだわっています。
この工程をきちんと行うことで、冷媒漏れや圧力異常のリスクを大幅に減らせます。
立ち会い時は、ゲージ・時間・テストの3点を必ずチェックすることが、失敗を防ぐ最大のポイントです。
まとめ|真空引きをしない業者を避け、長持ちするエアコンを手に入れよう
ここまで、真空引きを省略する業者の実態と、そのリスク、そして見抜き方について詳しく解説してきました。
最後に、要点を整理しておきましょう。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 真空引きの必要性 | 冷媒配管内の空気と水分を除去する必須作業 |
| 真空引きをしないと | 冷えない・壊れる・電気代増加などのトラブルが発生 |
| 適正時間 | 10〜15分+保持テスト5〜10分が目安 |
| 見積もりの確認 | 「真空引き込み」と明記されている業者を選ぶ |
| 機材チェック | 電動真空ポンプとゲージマニホールドを使用しているか確認 |
| 工事立ち会い時 | 作業時間とゲージの針の位置を確認する |
真空引きをしない業者を避けるためには、事前の見積もり確認と工事中の観察が最も効果的です。
とくに、短時間で工事を終わらせようとする業者や、「エアパージで十分」と説明する業者には要注意です。
信頼できる業者は、作業内容を丁寧に説明し、時間を惜しまず正しい手順を守ります。
また、工事後の保証体制がしっかりしている業者を選ぶことも重要です。
1年以上の施工保証や、地元で長く営業している業者は、アフターサポートの信頼度が高い傾向にあります。
少しの確認と知識を持つだけで、手抜き工事のリスクを大幅に下げられます。
エアコンは10年以上使う家電です。
「安さ」よりも「確実な施工」を重視して選ぶことが、長持ちする快適な暮らしへの第一歩です。
真空引きをしない業者に惑わされず、安心できる業者選びを心がけましょう。

